ひきこもりから飛び出す学生ブログ

 初めまして。じゅんと申します。大学編入生のブログですが、最近は極々プライベートなブログになってます。気軽にコメントください。

また元通りになった

 僕は小説が好きだけど、テレビで高学歴タレントが「年間で100冊読みます」みたいなのを目にすると、自分はそこまで好きではないなと思ったりする。事実最近は小説なんてほとんど読まないし・・・。読まない理由は、ただ単に小説読むよりスマホいじってまとめサイト読む方が多いし、あとは最近は映画をよく見たりするかな。だから小説を読むことはめっきり減った。て言ってもダラダラと過ごす時間は1日にたくさんあって、読もうと思えば小説は読める。だからと言って、小説が嫌いになったとかではないです。

 

 人間関係が薄かったときはそれこそ本が僕の癒しだった。現実逃避としてなのか、現実と向き合うためなのか、はたまた時間つぶしだったのか。私立に通っていた僕は高校受験をしなくて良かったから、勉強そっちのけで小説を読んでいた。好きな小説はと聞かれると、決まって海辺のカフカだけど、二番目に好き(いや一番に匹敵するんだけど)なのは車輪の下っていう小説。高1に出会って以来、これまで6回くらい読んだ。本の内容をまとめると↓のような感じ。

 

 主人公ハンスは村で一番の秀才だった。将来を嘱望され、優秀な者たちが集う神学校に入るが、そこでの出会いが彼の人生を狂わす。天才ハイルナーと友達になった彼は、自分がガリ勉野郎だと非難される。ハイルナーは勉強しなくともまずまずの成績を取ることができたが、ハンスは勉強をやめてしまうと途端に良い成績を取れなくなった。友情の大切さを知ったハンスではあるが、勉強を疎かにして教師から何度も叱咤を受ける。勉強と友情の板挟みになった少年は病んでしまい神学校を中退する。挫折感を抱いたまま村に戻り職人になるが、慣れない酒に酔って川に落ち溺死する。

 

 高校生になった僕は、自分を変えようとしてメガネからコンタクトにした。入学式の日(入学式といっても、中高一貫校だったのでただの始業式のように思えたが)、色んな方面から小突かれた。その度に愛想よく振る舞おうとした。笑うことに努めた。

 

 うちの学校のクラスは成績順にA,B,Cクラスと決められる。高1のクラス分けはどう決まるかと言えば、中3の総合成績だった。Aクラスの定員は27名と中3の12月くらいに発表されていた。僕の総合成績はというと、なんと28位で惜しくもその定員に入ることがないはずだった。しかし、担任の先生に呼び出され「お前は下のクラスにいけば絶対に腐る。だからAに行け」と言われて、Aクラスの定員が28名になることが決定した(一番成績が低いのが僕だということになる)。この先生は、僕が友達がいないことを知っていて、僕が校内をうろついているときいつも話しかけてくれた。修学旅行に遅れたときはかなり怒られたが・・・。僕のことを気にかけてくれるいい先生だった。この先生は僕が高1のときにも相談にのってくれた。

 

 高校入学となったわけだが、ほとんどのメンツは以前と同じ。またしてもKと同じクラスだった。「友達にはなれない」というメールを送ってきた相手と同じクラスなのは気まずかったが、仕方ないことだった。向うから話しかけてくる存在になろうと決めた。そのためには変わらなければならなかった。容姿も、話し方も、表情も変えて。

 

 ちょっとした変化だけで、人は寄ってくるようになった。僕はBUMP OF CHICKENが好きなのだけど、話の流れでそれを伝えたら一緒に下校してくれる人ができた。小さな変化は訪れたのだけど、Kと同じ教室にいるのは耐えられなくて昼休みは相変わらず一人で過ごした。渡り廊下でずっと空を見て過ごした。そこに僕の悩みの陰がまだ宿っている気がした。そんなことを思うと、急にくよくよしてまた元通りの根暗な僕に戻ってしまうことがよくあった。変わろうという決意はしたものの、上手くいかない部分があった。僕は一歩でも進んだことを自分で評価すればよかったんだけど、それができずに、「僕はまた元通りになったのかな」とよく落ち込んだ。

 

 僕はいつの間にか元に戻った。そして、不登校になり学校へ行かなくなった。