ひきこもりから飛び出す学生ブログ

 初めまして。じゅんと申します。大学編入生のブログですが、最近は極々プライベートなブログになってます。気軽にコメントください。

香川県はあこがれの場所だった

 僕は大学1回生から今まで色々なバイトをしてきました。熱しやすく冷めやすいのが原因かなと思います。単発のものからシフト制まで幅広くやりました。

 

 シフト制のものは数少ないのですが、コンビニバイト、塾講師(塾長と衝突がありすぐやめましたが)、家庭教師とやってきました。家庭教師はもうすぐ2年が経とうとしています。 

 

 単発のものは数多くやってきました。イベント設営、選挙事務、JR車内でのアンケート配布、開店間もないダイソーの準備の手伝い、ビルの清掃、京セラドームでの仕事、球場の芝の張替え作業、ドコモのdカードの登録の勧誘、ライン工での作業、ユニクロの倉庫での作業、交通量調査、治験・・・など。

 

 単発のものをやっていて良かったと思うのは、勉強したい時は仕事を入れなくていいところ。これは大学生にとって良いところなんじゃないかなと思う。あと、幅広い年代の人と関わることができるところ。僕はJR車内でのアンケート配布というアルバイトをやったことがあります。

 

 これは日給2万5000円で、僕が今までやった中で一番高い日給でした。二日間あったので、交通費と合わせて6万円を業務終了と同時に頂きました。会社から前日最寄りのホテルを予約してもらい、翌日の朝5時15分からスタートし、夜9時に終わるというハードスケジュールでした。JRの社内でアンケートを配布し、到着駅までできるだけ多く回収し、枚数を数えるという単純作業ではありました。しかし、当時は8月の猛暑で業務中はずっと立ちっぱなしでありましたので休まる時間がありませんでした。3人体制で業務をこなしておりました。昼ごはんを食べようという話になりまして、食堂へ立ち寄ったことを覚えています。

 

 一人は、その前年就活に失敗した就活浪人。一人は前年定年退職し派遣の仕事をしている人。そして一人は、元ひきこもりで高校を中退した人だった。この定年退職した人は自分の職歴を若い二人に飽かしてくれた。大卒で証券会社に勤めるが、仕事に面白味を感じなくなり3年間の勤務後はメーカーに転職。給料は低くなったが、そのメーカーでの仕事にやりがいを感じて40まで務めた後、日本年〇機構に就職し定年まで勤めたと言っていた。特に起業もしてないので年上と密接に関わることはないので、こういう話を聞けるのはなんだか良かった。

 

 まあ、単発とか短期のバイト以外にシフト制のバイトもやっていました。ずっと続けているのが家庭教師です。個人契約でやっています。今現在中学生の男の子を教えています。家庭教師をやっている中、中学と大学の違いとかを考えたりするのですが、夏休みの期間は大学生ってめっちゃ長いよな~と実感します。次の日程決めたりするのに、「俺今夏休みに入ってるけど、あいつもうすぐ夏休み終わってまうよな~」なんて考えたりすることがよくあります。

 

 大学生の夏休みは長い。僕はその夏休みを利用して1回生の時は18切符を使って北海道まで旅に行きました。途中新潟で野宿したり、少ないお金で工夫しておりました。結果大きな財産になって気がします。僕はその後、香川県にも行きました。実はこの香川、僕が中学生からずっと行きたかった場所なのです。なぜなら、香川と言えば僕が好きな小説『海辺のカフカ』の舞台になった場所だからです。

 

「君はこれから世界でいちばんタフな15歳の少年にならなくちゃいけないんだ。なにがあろうとさ。そうする以外に君がこの世界を生きのびていく道はないんだからね。そのためには、ほんとうにタフであるというのがどういうことなのか、君は自分で理解しなくちゃならない。」

 これは、カラスと呼ばれる少年という人物が主人公カフカに話しているシーンです。

 

 中学3年生の夏、僕は大切な友達と自ら絶縁した。後悔した僕は、現実から目をそらすために本屋に立ち寄って、「海辺のカフカ」に出会った。

 

 主人公田村カフカは15歳。幼い頃母親に捨てられる。内気な性格で、友達が誰もいない。自らの周りに高い壁を作り、その壁の中に誰も入れさせなかった。休み時間や放課後の時間は図書館にこもってひたすら本を読む。また、いつか家出するため、15歳だと間違われないように筋トレをして体を大きくしていた。

 

 僕はこの少年の影響をかなり受けることになる。ともに15歳で、友達もいない。クラブ活動に所属していなかった僕は個人的に筋トレをしていた。初めて分かり合えるような人に会えた感じがした。読書する中彼の影響を受け、実際僕は、登下校中の時間を読書の時間に充てたし、休み時間は図書館で読書することにした。就寝前も読書に時間を充てた。この変化は僕の学生生活の方向性を変えてくれた。読書することによってずっと抱えていたもやもやとした気持ちが和らいだ。

 

 タフになりたい。カフカと同じようにタフになりたい。作中で主人公田村カフカは幾度も困難を乗り越えて見せる。僕はその度に胸を打たれ、弱いままではだめだと思った。強くならないといけないと思った。世界で最もタフな15歳の少年になりたいと思った。

 

 そうこうするうちに、月日は流れた。強くなりたいとは思っても、僕はKと顔を合わせても謝ることはできないし、上手く行くことはなかった。直接が無理ならせめてメールで謝ろうと思った。なにかきっかけがあればいいのに・・・。

 

 1月1日、それは訪れた。そうだ!「あけましておめでとう!」というメールを送ろう。きっと返信してくれるはずだとポジティブに考えていた。

 

 「あけましておめでとう! また遊んでくれたら嬉しいな!」

 

みたいなのを送った気がする。もっといい言い方はあったと思うけど、重い内容でも気まずくなるし、返信しやすいものがいいと思った。

 

 返事は2日くらい来なかった。

 

 焦った僕は、「ごめんなさい。また友達になってください」と送った気がする。

 

 返事がようやく来た。

 

 「返事しようかと迷ったんだけど、悪いかなと思って。

私はあのとき〇〇を変えようとしてたよね?

申し訳ないんだけど、変われない人とは友達にはなれない」

 

 僕は衝動的に返信をした。

 

 「友達なんていなくてもいいです。自分の人生は自分で変えますから!」

 

 幼い僕は、なんか悔しくなって最後の最後でこんな挑戦的なメールを返信して終わった。その日は涙をたくさん流した。なんで認めてくれないんだろうと思った。当たり前だろう、あんなひどいことをしたんだから。と自問自答を繰り返していた。とにかく悲しかった。

 

 ずっと立ち直れなかった。だけど、タフになる決意をした。変わる決意をした。

 

後で続き書きます